衝動買い

冬物バーゲンが真っ盛りですね。

買う気はなくてもデパートに行ったら最後 買わなきゃ損な気がして 

つい買っちゃいます。なので 行かないようにしています。

それに専業主婦なのでたいしたお出かけなど無く ジムに行くのとスーパーに

買い物に行くくらいしか外に出ることはありません。

お出かけの時の洋服など今までのもので充分間に合います。

しかし そこは女心。

歩いて3分の大型ショッピングセンターに買い物に行ったついでに 何気なく

洋服屋さんを覗いてしまいました。

もうダメです!

SALEの文字と30%〜50%Offの文字にもうフラフラです。

1着はゲット!  2着目を血眼で探していると 若い店員のお兄さんが声を掛けて

くれました。

「どのようなものお探しですか?」ってお兄さん。

「このスカートに合うトップスを探しているんですけど。」って私が言うと

一生懸命探してくれました。

だってバーゲン品2着買うとさらに20%offになるって書いてあります。

ということは70%Off?

ならば1着ではもったいない。。。

そして 購入したのがこちら。

品質が良くて これからもまだまだ着ることが出来て 何より私が欲しい組み合わせ

だったのです。

それがここまでお安くなるなら 無収入の私でも買っていいですよね。

カードでのお支払いをしている時。

対応してくれたお兄さんがレジで不手際。

すぐに店長さんがきて解決。

そして 店長さんが私に

「すみません。今週からここで働きだしたばかりの店員なのでまだよくわかって

なくて。」とおっしゃいます。

「いえいえ とても上手に接客してくれましたよ。」と私。

「そうですか。。。 またこれからもよろしくお願いします」と言われて

他のお客様のところに行かれてしまいました。

そして 私が彼に

「いくつ? うちの息子くらいかな?」と尋ねると

「昨年4月にオン〇―ド 樫〇に入社して 今週からここの勤務になりました。」

と言うのです。

「良かったねー 就職できて。うちは今からなのよ。大変だったでしょ?」と私。

「ほんと大変でした。みんな1度は鬱になりますよ。でもそんな時 家族が支え

でした。」と彼が言うのです。

私は身を乗り出して 

「家族が支えって お父さんお母さんは何をしてくれたの?」

「僕 就活の為にバイトとか全部辞めたので仕送り増やしてもらったり 

電話で話し聞いてもらって励まされたりしました。」と彼が言うのです。

もう客と店員ではなくて ひとりのおばさんと若いお兄さんの素の会話です。

家の息子もバイトから足を洗い 仕送りは催促してきています。 同じです!

「そうなのか〜 大変なのね〜」と私。

母はヘラヘラ洋服買ってる場合じゃないじゃん!と反省です。

不慣れな手つきで洋服をたたんで袋に入れて渡してくれる彼の姿に 胸が熱く

なりました。

その袋を受け取りながら

「頑張ってね。」と言ってお店を後にしました。

こんな世の中にした私達大人に無性に腹が立ち それでも一生懸命喰らえついている

若者たちに「負けないで!」とエールを送っていた母でした。

どうぞ世の中のみんなが気持ちよく頑張れる社会にしてください。と祈るばかりです