台湾ラーメン

名古屋の名物に『台湾ラーメン』というのがあります。

これは名古屋でだけポピュラーになっているラーメンなんです。

麺の上にミンチとニラが乗り、スープは鶏ガラ。

そして、決め手はトウガラシ。

ピリッ!と辛いというのが何よりの特徴です。

どうして台湾ラーメンが名古屋ラーメンなの?と思いますよね。

私も最近まで知らなかったのですが 台湾には台湾ラーメンと呼ばれるものもは

ないそうです。

この台湾ラーメンは名古屋で生まれ、名古屋で広まった名古屋オリジナルの

ラーメンだそうです。
 
元祖は名古屋の台湾料理専門店「味仙」

台湾人店主の郭明優が 今から30年ほど前に台湾の担仔麺(タンツーメン)を

ベースに辛く味付けし賄い料理として作ったのが起源とされています。

名古屋人の好みに合わせて味付けを辛くしたもので 台湾人店主が考案したため

台湾ラーメン』と名付けられました。

本場台湾ではこのような激辛ラーメンは存在しないそうです。

急激に広まったのは激辛ブームに沸いた1980年代中頃からで、辛い料理として

多くのテレビ番組で取り上げられたからです。

「トウガラシに含まれるカプサイシンには痩せる効果がある」

「具材のニラなどでスタミナが付く」などといった触れ込みによって人気に

火が付きました。

その後 名古屋近辺のラーメン屋さんにも台湾ラーメンが広がり 今では

名古屋市内の中華料理店のおよそ半分がメニューに置いているそうです。

その台湾ラーメンを私たち夫婦は「味仙」以外のお店で食したことはありましたが

元祖と言われるお店の「味仙」で頂いてみたいということで

本日 大須にある大須店に行くことにしました。

開店は11時30分。

開店前から並ぶということで11時には到着。

さすがに誰も並んではいませんでしたが お客さんらしい人が店の前をうろうろ

しています。

いくらなんでもまだ早いということでそのあたりを散策して 11時20分頃に

お店に行くとやはり並んでいる人がいました。

やっぱり 行列ができるお店です。

あっという間に人が並び始め開店と同時に店内はほぼ満席でした。

席に着くなり台湾ラーメンを注文して 待つこと7分くらい。

きましたきました。

元祖 台湾ラーメンです。


最初の一口をすすった途端 咳き込みます。

台湾ラーメンを食べている周りの人みんなが咳き込んでいます。

それくらい唐辛子の辛さが強烈で のどにまとわりつくような感じでヒリヒリします

それに加え 半端じゃないにんんくのみじん切りの量です。

しかし 美味しい。

辛さにもそのうち慣れてきて 旨みを感じるようになります。

食べていたら主人が

「鼻が出てるぞ」と私に向かって言います。

そういう主人も顔中汗だらけ。

毛穴という毛穴から汗が噴出している感じです。

先日低体温で辛いんです!と言っていた私ですが 台湾ラーメンを食している時は

体温1度5分は上がっているようです。

お腹の中から燃えています。

ラーメン以外にもミニチャーハンとギョーザを注文しましたが 台湾ラーメン

強烈なお味に何の印象も残りませんでした。

食べ終わりお店を出る時には 20人近くの人が並んで待っていました。

聞きしに勝る人気店です。

「辛いんだけどその辛さが癖になる」そんなお味の台湾ラーメンの虜になる気持ち

よ〜くわかります。リピーター間違いなしです^^

しかし にんにくには参りました。

ブレスケアを何粒頂いたことか。。。