越前竹人形

みなさん『越前竹人形』って知っていますか？

越前というくらいですから　私の故郷福井の伝統工芸品です。

たぶん作家の水上勉氏の小説で聞いたことがあるかもしれないですね。

越前竹人形は、戦後、今の竹人形の形に近いものが生まれたそうです。

竹の持つ直線と曲線の美しさをそのまま取り入れ、能や歌舞伎、踊りや風俗などが、

情感豊かに表現されています。

福井出身の作家、水上勉氏の小節「越前竹人形」で　全国にその名を知られた

ようです。

若尾文子さん主演で映画化もされていて　今はＤＶＤで発売されています。

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恥ずかしながら　私はこの小説読んでいないんです。

水上勉氏は好きな作家なのでいろいろ読んだのですが　なぜかこの小説だけは

読んでいなかったんです。

ならば　なぜ急に竹人形の話になるのかと不思議ですよね。

実は　福井でお正月準備のために床の間掃除をしていたら　家の床の間に飾って

あったのが　越前竹人形だったんです。

いつも当たり前のように飾ってあったので　気にもとめていなかったのですが

まじまじとながめていると　何とも言えない雰囲気が漂ってきます。

竹の曲線がとても美しく　作り手の感情や竹林の静寂が感じられるようです。

掃除の手を休めてしばし眺めていた私です。

みなさんも見てくださいね。