読みましたよ〜

思いがけず名古屋―大阪・大阪―東京・東京―名古屋を行き来する事態になり

たっぷり読書をする時間がありました。

読み終えました。この本。

本当に黒木瞳がこんな内容を書いたのだろうかと思うくらい ご主人への愛が

真っ直ぐ伝わってきました。

もちろん 賢い彼女の文章ですからストレートと言えども皮肉交じりだったり

苦笑したりの愛情表現がいっぱいでしたが あんな大女優でも普通の奥さんのような

可愛らしい態度を取るんだーって驚きました。

もちろんご主人が浮気をされた形跡はありませんでしたよ^^;

よそのお家の夫婦生活って気になりますよねー

こっそり夫婦生活を覗かせてもらっているような そんなエッセイ集でした。



黒木瞳のご主人は黒木瞳が作る食事はどんなものでも

「美味しー」と言うそうです。

たとえレンジでチンしただけの物でも 黒木瞳が手間という愛情をかけていたら

「美味しー」と言うそうです。



ある時 ご主人の会社の同僚が 

「俺の女房は味音痴で困る。女房のご飯を食べるのが苦痛だ!」と言ったら

黒木瞳のご主人は

「作ってもらえるだけ感謝しろ。味はその次だ。」と答えたそうです。

会社の誰もが奥さんは黒木瞳だと知っているために 大変受けたそうです。

そして そんな会社での出来事を逐一報告するご主人に 半ばあきれている

黒木瞳がすごくリアルで どこの家でも男ってノー天気だなあなんて微笑ましくあり

ました。


そんなこんなの日々のエピソードが黒木瞳目線で 黒木瞳言葉で書かれていて

10年以上も前に執筆されたものなのに 新鮮に読み進めていくことが出来ました。

夫婦生活を続けるにはお互いの努力が大切とよく聞きますが よそ様の夫婦生活を

覗かせてもらうと 客観的にその言葉がよーくわかりました。

我が家も25年続いているのは私の努力だけでは無かったんですね。

やっと気が付きました^^;