私達夫婦が大阪に行った理由

今回の大阪行きは 大事な用事があったからです。

『娘がお付き合いしている方のご両親とお会いする』という用事です。


娘は大学から大阪暮らしで 就職も大阪でし 今も大阪で暮らしています。

彼とは職場で知り合い お付き合いを始めてから1年半が過ぎました。

そろそろ結婚。。。

そんな思いを固めつつある二人。

そう言うわけで 双方の親の登場と相成ったわけです。


子供達が両家ご対面の場所をセッテイングしました。

といっても 梅田の居酒屋さんですけど^^;

待ち合わせの場所に先に着いたのは 私達家族。

待ち合わせ時刻10分前でした。


ほどなくして あちらのご両親がいらっしゃいました。

私たちの前に歩み寄って来てくださるお父さんとお母さん。

そのお姿を見た時 なぜだか どうしてだか 訳が分からないのですが

私は胸をギュッーっと締め付けられるようになり 熱いものが込み上げてきて

目がウルっとなってしまったのです。

なので ご挨拶のお言葉をと思っても 泪が流れ落ちそうで 声が出ないのです。

ひたすら頭を下げ それでも必死で泪をこらえ なんとか

「はじめまして 母です」と言うことができました。

そうしたら落ち着いて 零れ落ちそうだった涙はスッーと引いてくれたのです。


あの一瞬の熱い思いって なんだったんでしょう〜


わが娘が生まれて初めて『赤の他人』をお父さん・お母さんと呼ぶ寂しさなのか。

それとも この見知らぬ中年夫婦はわが娘を大事にしてくれるのだろうかという

猜疑心なのか。 

たぶん どちらでもないと思います。

相手のご両親の問題ではなく 私の中の私自身の問題 だったんだと思います。

私が私に『覚悟しなきゃね』と念を押し  私が私に『わかってる!』と答えて 

娘を手放す覚悟を決めた瞬間! そういう感じでした。。。


両家の顔合わせは和やかに会話が進み お酒も食事もたくさんいただき 

気が付けば4時間近くの時間が流れ お開きとなったのです。

娘たちの結婚へのスタートが切られた日となった5月18日でした。


父と娘 ヴァージンロードを歩く日はもう少し先になりそう