冬のごちそう

先日のグラスリッツエンのお教室で

(グラスリッチェンとはガラスのコップやお皿にダイヤモンドの粉を吹き付けた針で

削りながら陰影をつけてデザインするものです)

おしゃべりしているときに 先生が

千枚漬けってかぶで作るけど 大根で作るのは千枚漬けって言うの?」と

質問してきました。

一応 栄養学の勉強をしてきた私に問いかけられたのですが 私もよくわからず

「どうなんでしょうね〜」と曖昧に返事をしてその話題は終了させてしまいました。


今朝 冷蔵庫の片隅に大根が結構元気に残っていました。

「そうだ!使ってしまおう」と思い 何を作るか考えていたら 先日の

千枚漬けのことを思い出しました。

ネットでレシピを調べてみると かぶでも大根でも千枚漬けとして 作り方が載って

います。

「どっちでもいいのか〜」ということがわかり 

早速『大根の千枚漬け』作り開始。さほど時間もかからずに出来上がりました。 

付け込んでおいて夕飯に食べるだけです。


今日もアクアビクスをするために お昼にジムに行きました。

2時には運動終了。 

携帯のチェックをしながら帰路に着くと マダム姫からメールがきています。

ちなみに マダム姫とは私のマンションの住人で 私より2階上に住む優雅な

独身マダムです。 お仕事は引退なさり今は悠々自適に暮らしていて

お料理上手で社交的でゴルフは男顔負けの女性で 私を妹のように可愛がってくれて

ます。 そのマダム姫からのメールには

「おでん作ったから 帰ったらお鍋を持って取りにきなさい」とのこと。

帰ってすぐにお鍋を持って取りに行こうとしましたが 千枚漬けのことを思い出しま

した。

「手ぶらもなんだし 持っていこうかな〜」と思い 千枚漬けをタッパーウエアごと

お鍋と一緒に姫の部屋へ。

姫の部屋はおでんの匂いで充満しています。

相変わらず相当量のおでんが出来ていて 私の持参したお鍋にいっぱい

くださいました。

「姫 いつもありがと。大根の千枚漬け作ったから良かったら食べて〜 

タッパーから好きなだけ取ってね」と言って渡しました。

「あら ありがと!」と言って姫は千枚漬けをお取りになられました。

今夜はこの2品がマダム姫とにしけいの食卓に並びます。

おでんに千枚漬け 冬のごちそうですね。

そして姫は大好きな日本酒を傾けながらひとり優雅な冬の宴を楽しむことでしょう。