台風のおかげ

昨日から台風の接近が予想されていたので 今日は何の予定もいれずジムも

私の中で中止にして 買い物も昨日のうちに済ませて一日中狭いマンションの中で

過ごしました。

幸いなことに大事には至らず知らぬ間に雨も峠を越えていて 台風は過ぎ去り 

気が付けば薄日が差している午後になりました。

とっくにお出かけモードは無くなっていたので ちょっと気になっていた事を明確

にしようとパソコンの前に座りました。


広島旅行で紹介した大和ミュージアムってなんだかわかりましたか?

実は私はよく知らずに家人に連れて行かれるがまま行ったんです。

ということは 私のようになんだろうと思っている方もいるのではないかと

昨日からどうも引っかかっていたんですよ。

少し詳しく私がわかる範囲でご紹介しますね。


これは本物を10分の1にした戦艦大和の模型です。

入ってすぐにこの迫力ある模型を見ることになります。

ここで私は家人に聞きました。

戦艦大和ってなに?」ホント恥ずかしいのですがこんなレベルなのです。

熱く語る家人。

聞いてもよくわかりません。

戦争で活躍を期待された戦艦だったということだけはわかりました。

結果 それほどの活躍をすることもなく沈んだようです。

もう一つ 家人を熱くさせたのはこれです。

零戦。 家人から日本男児の魂を見るようでした。

決して熱血漢ではなく冷静沈着な男ですが 胸のうちに秘めた燃えたぎる血潮は

いざという時に爆発するという 女の私からは恐怖すら感じるものを持っています


大和ミュージアムをさほど理解せず終わってしまったので もっと知りたいと思う方のために大和ミュージアムの趣旨を抜粋して載せておきます。

呉市海事歴史科学館(愛称:大和ミュージアム)は、明治以降の日本の近代化の歴史そのものである「呉の歴史」と、その近代化の礎となった造船、製鋼を始めとした各種の「科学技術」を、先人の努力や当時の生活・文化に触れながら紹介し、我が国の歴史と平和の大切さを深く認識していただくとともに、科学技術創造立国を目指す日本の将来を担う子ども達に科学技術のすばらしさを理解していただき、未来に夢と希望を抱いていただくことのできる「呉らしい博物館」とすることにより、地域の教育、文化及び観光等に大きく寄与することを目的とします。」

広島の旅で考えさせられたことは 今の平和な日本で私が暮らせているのは過去の

悲惨な戦争が礎になっているのだということでした。


亡くなった祖父から聞いたことがありました。

祖父が戦争に行く時 当時3歳だった私の母が祖父の後ろ姿を追っかけてきて

その姿が目に焼き付いて離れなかったこと。

戦上で体験した軍隊での厳しい生活のこと。

ことあるごとに上官から顎や額を殴られていたこと。

そして話の最後に行った言葉は

「二度と戦争なんかには行きたくない。」でした。

小学生だった私は深く心にとどめていた記憶はないのですが もうすぐ50の今でも

お酒を飲みながら話してくれた温厚な祖父の語りは頭から消えてはいません。


過去の過ちを今に生かして生きていかないと ご先祖様に申し訳ないですね。