父の思い

「名古屋の美味しいものを。。。」

家人は大阪から来ている娘に食べさせてやりたいということで ひつまぶしを

お昼に食べに行こうと言い出しました。

確かにひつまぶしは名古屋独特のうなぎの食べ方で おいしいです!

「いいね〜」と乗り気になりつつも 結局 時間の都合でひつまぶしを食べに

行くと娘が帰りたい時間より遅くなることになり

「次回のお楽しみね。」ということであきらめました。

そこでお昼はここになりました。

ここも名古屋らしいお店です。

そして これ。

こくととろみのあるカレーと太めのうどんが絡み合って絶妙なハーモニー。

「美味しい。。。」と娘。

それを聞いて家人は嬉しそうです。父としての役目を果たしたようでほっとした

様子です。

父親なんて寂しいですよね。

私と娘の買い物にずっーと一緒に付き合っていてもほとんどが蚊帳の外。

大蔵省&アッシーくんです。(古〜い!)

お昼過ぎ。娘が戻っていきました。

名古屋駅まで見送り その帰りの車の中で ぼそっと一言

「やっぱりいなくなると 寂しいなぁ」家人がつぶやきました。

結婚して25年。家人の口からこういう形で「寂しい」という言葉を聞くのは

初めてでした。

子供たちには冷静に向き合う人で 口数も多くなくて ましてや子供に対する

自分の感情を私に話すことなど私の記憶の中にはなかった事です。 びっくり!

驚き過ぎて 私の寂しい感情はどこかに吹っ飛んでしまいました。

娘がいてくれた二日間家人の表情が穏やかで 海に例えるなら凪のような状態

だったことをあらためて理解できました。